お札の通り道を滑らかに仕上げる技術「あと一手間を惜しまない仕上げ技術の継承」

山一産業では、仕上げひとつを取っても一切の妥協を許しません。そもそも紙幣や乗車券等の通り道となるメカ部品を手掛けてきた当社にとって、仕上げ技術は製品の要となる要素であり、また、その技術は幾年にもわたって淡々と受け継がれてきました。
 

最終品質は人の手による「こだわり」が決める

 図面表記の中で、特にお客様の思いが伝わりにくいもののひとつが、まさしく仕上げ品質とその程度であると言えます。そんなお客様の思いを確実に製品へ落とし込むため、山一産業では比類なき仕上げ技術と異常なまでのこだわりをもって製品と向き合って参りました。
 
 伝承された仕上げ技術は、各作業者の技術レベルをスキルマップにより管理され、社内独自の仕上げ等級基準をあえて設けることで、高度かつ安定した仕上げ品質を可能としています。また、機械設備につきましては、湿式・乾式バリ取り機、バレル等はもちろんのこと、本来は磨きのために使用するバフ研磨機をバリ取りに使用するなど、電解研磨の応用技術などと合わせて、多様な要求に対応しています。
 

 
 山一産業は、決して「ただのバリ取り作業」では終わりません。目で見て・触って・確かめて、仕上げの最終品質はやはり人の手による「こだわり」によって大きく左右されます。山一産業では、そんな細かく手間の掛かる部分であっても、熟練した作業者が時間を惜しまず、ひとつひとつ丁寧に仕上げて行きます。また、場合によっては、製品の用途や使用方法などを直接お客様へお伺いし、それらに最も適した仕上げを提案させて頂くといったことも稀ではありません。
 
 山一産業には、そんなお客様の思いをより的確に再現するための「高度な技術」、そして一手間を惜しまない「こだわりの魂」が息づいています。

ー 精密板金技術&設備 ー